2022年8月26日、消費者庁はライフコンシェルジュ社に対して6ヶ月の業務停止(取引等停止命令、および業務禁止命令)を命じました。
これにより、ライフコンシェルジュが業界的にも注目を浴びることとなりますが、本問題はライフコンシェルジュ社が業務停止を命じられた事によりどれくらい注目を浴びているかはさほど大きな問題ではありません。
本記事では、さらっとライフコンシェルジュの業務停止の理由を整理しながら、ネットワークビジネスに関わる方が何を考えていくべきなのかを独断と偏見で語るものです。
ライフコンシェルジュの業務停止について
ネットワークビジネスの会社側の立場として最も恐れられていることの一つが、会員の活動によるコンプライアンス違反です。
コンプライアンス違反を受けてしまうと、会社としてもいろんな意味で大ダメージを受けることになります。
ネットワークビジネスの会社はどの会社もこのリスクを背負っているわけですが、今回ライフコンシェルジュでは一体何があったのか。
まずはお国の機関が発表しているこちらの内容を確認しましょう。
成年(当時20歳)になったばかりの若者を中心に、「何もしなくても収入が得られる」と勧誘し、複合サービスの利用権を契約させ、高額な会員登録費を支払わせていた連鎖販売取引事業者「ライフコンシェルジュ株式会社」に対し、今日付けで、特定商取引に関する法律(以下「法」という。)に基づき、6か月の取引等停止、違反行為を是正するための指示並びに代表取締役に対し6か月の業務禁止を命じました。
兵庫県HP
太字で記載もあるとおり「何もしなくても収入が入る」と収入が入ることを断言するような表現を使用した勧誘活動が見えてきます。
ライフコンシェルジュが業務停止になってしまった理由(事例)はこれだけではありませんが、製品の効果効能の保証や収入の保証など、とにかくなにかを保証する様な表現はコンプラ的にNGとされています。
ですが、製品の効果効能や収入の保証を唄ってはいけないという自覚はあるとしても、個人の知識とマインドセットだけで守れるほどコンプラ遵守は簡単なものではありません。
理由は、ネットワークビジネスはチーム戦と言われているからです。
チーム戦だからこそ難しいことがある。これを説明するために確認したいデータがこちら。
これは今回のライフコンシェルジュの業務停止につながる要因となった、消費者の被害連絡件数を表しているものです。
直近の2年については、兵庫県とエリアが特定されているにもかかわらず、被害件数がとても多いように見受けられます。
これだけの件数の問い合わせが兵庫県内のエリアから集中的に起こるのは、個人だけで活動しているからではなく、グループや組織単位で活動が行われているからと推測できます。
つまり、このライフコンシェルジュを通して兵庫県内で活動していたあるグループでは、もう個人ではなくグループ単位でコンプラを違反するような活動方針が浸透してしまい、多くの被害者が出てしまっているものなのです。
ネットワークビジネスが宗教と言われているのは、まさにこのように、元々は可能性を感じて真っ当に活動していきたくて入ったグループだとしても、そのグループの教育方針やリーダーの気質などで参加されたグループの方も「こうやってみんな成功していくのか」と思わせられてしまうのです。
ネットワークビジネスのグループの教育方針が世間的にいいものだとすれば「教育」となりますが、悪いものだとすればそれは「洗脳」「宗教」と言われるかもしれません。
ライフコンシェルジュの業務停止を受けて「うちの会社は大丈夫」「これは悪いに決まってるでしょ」「私は関係ない」という捉える方もいらっしゃるでしょう。
しかし、ネットワークビジネスに関わる以上、まずは自分自身がいつも正気で活動をしていかなければならないということをライフコンシェルジュの業務停止から学ぶべきなのです。
自分自身が正気で活動するためには「自分自身が正気でいること」「関わるグループが正気で活動できているかを見極めること」が必要なのかもしれません。
お金が絡むと人は変わります。
自分は正気を保てていて迷惑行為はしないという意識はあっても、グループの活動方針がイケイケどんどんの感じでコンプラを超えたNG行為をとってしまっているとすると、自分も「なるほど、こうやって成功するのか」とNG行為に染まっていく可能性が大いにあるということです。
お金の悩みは人を変えてしまうほど深くて恐ろしいものなのです・・
だからこそ、ライフコンシェルジュの業務停止を受けて、自分自身が活動しているグループが本当に正気を保ちながら消費者に価値提供ができているのかを改めて客観的に見直す必要があるということなのです。
そのためにマルチのビジネスで被害や勧誘を受けた時の相談窓口(消費者ホットライン)があるのね・・
つまりそういうことだねえ
ライフコンシェルジュの業務停止から学ぶこと(まとめ)
今回は、ライフコンシェルジュの業務停止の発表を受けて、私の独断と偏見でただつらつらと意見を語りました。
ライフコンシェルジュが業務停止を受けたからといって、私には関係ない、そりゃ停止食らって当たり前という捉え方もありますが、もしネットワークビジネスで1円でも稼ごうとしているのであれば、自分ごととして捉えられるとあなたの今後の活動はいいものになるでしょう。
さて、今回のまとめはこんな感じです。
- 活動するときは常に自分自身が正気でいることが大事
- 自分自身だけでなく、関わるチームやメンバーも正気でいられているのかを見分けることが大事
- コンプラの内容をおさえた上で「自分がされて嫌なことを相手にしない」を活動で意識しよう
ネットワークビジネスはもっと楽しい仕事です
ネットワークビジネスが世間的に嫌われているのは、ライフコンシェルジュの業務停止にもあったように、相手にとって不快となる勧誘活動をする人が後と立たないからと言われています。
自分が誰かにネットワークビジネス主催会社の製品やサービスを紹介すれば、自分に報酬が入る。
この仕組みは単純に嬉しいものですが、この仕組みこそがまさに勧誘者の心を狂わせてしまう歯車になっているという捉え方もあります。
こんな具合で世間的に嫌われているにも関わらず、なぜネットワークビジネスを始める人が増え続けているのでしょうか。
それだけ世の中が不安定になってきている背景があるからです。
今よりももっと収入を稼がないと・・という意識が個人レベルで働く方はコロナをきっかけにさらに増えた様に思えます。
年金問題、人生100年時代、終身雇用から能力主義、増税、物価高、戦争、、生きていくだけでも不安要素がたくさんある世の中だからこそ、ネットワークビジネスで人生を変えたいと考える人は少なくありません。
ですが、ネットワークビジネスで実際に人生を変えられる人はごくわずか・・
ネットワークビジネスは少額の資金で手っ取り早く始められるビジネスであることから、業界人口は実はとても多い業界となっています。
多くの人が「権利収入」と呼ばれる継続収入を得るための ”夢” を求めて活動をスタートしますが、稼げる人はごく一部と言われています。
それの理由は大きく2つ「覚悟を持って活動できる根性を持つ人の割合が圧倒的に少ない」「成功できる環境を選択できていない」だと私は考えています。
最終的に業務停止に追い込まれる「不幸の連鎖」ではなく「幸せの連鎖」を起こして収入を取りたい方へ。
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ネットワークビジネスは、誰かに感謝されたり、誰かと楽しい時間を共有したり・・もっと楽しい世界もあるということです!
ネットワークビジネスに関わるのであれば、これは自分ごととして捉えられると今後の活動に活きるかも・・